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公開日:2026年5月31日
最終更新日:2026年5月31日
以前、メンタルの不調で通院が難しいときの選択肢として、オンライン診療について書きました。
👉 メンタルが不調で通院が難しいときのオンライン診療という選択肢
ただ、
「診察を受けたいわけではない」
「薬が必要なのかはまだわからない」
「まずは誰かに話を聞いてほしい」
ということもあると思います。
そういうときの選択肢として、オンラインカウンセリングがあります。
オンライン診療とは役割が少し違うため、この記事ではオンラインカウンセリングとはどういうものなのか、利用するときに確認したいことや注意点などをまとめています。
オンラインカウンセリングの内容や料金、対応範囲はサービスによって異なります。利用する際は、各サービスの公式サイトや利用規約、担当者の資格などを確認してください。
オンラインカウンセリングは、スマートフォンやPCなどを使い、自宅などからカウンセラーや心理職に相談できる仕組みです。
ビデオ通話、音声通話、チャット、メールなど、サービスによって相談方法はさまざまです。
相談内容も幅広く、
気分の落ち込み
不安や緊張
人間関係の悩み
家族や恋人との関係
仕事や学校の悩み
生きづらさ
自分の気持ちの整理
通院するか迷っている段階での相談
などが対象になることがあります。
オンラインカウンセリングには、「話を聞いてもらう相談サービス」から、認知行動療法などの心理療法を継続的に受けるものまで、さまざまな形があります。
オンライン診療と違い、医師による診察ではないため、診断や薬の処方はできません。
ただし、
「医師の診察ではない」=「治療的な意味がない」
というわけではありません。
カウンセリングの中には、認知行動療法、対人関係療法、来談者中心療法など、心理療法と呼ばれる方法があります。
こうした心理療法は、不安や抑うつなどに対して有効性が研究されているものもあり、治療の一部として用いられることがあります。
一方で、オンラインカウンセリングという名称で提供されているサービスの中には、心理療法というより相談や傾聴が中心のものもあります。
そのため、
話を聞いてほしいのか
気持ちを整理したいのか
心理療法を受けたいのか
によって、自分に合うサービスを探すことが大切です。
似ているようで役割が違うので、簡単に整理しておきます。
オンライン診療は、医師が診察を行うものです。
症状によっては診断や薬の処方につながることがあります。
一方、オンラインカウンセリングは、カウンセラーや心理職などに相談するものです。
心理的なサポートや心理療法が中心で、診断や薬の処方は行われません。
薬の相談をしたい場合や、症状が強く日常生活に支障が出ている場合、診断を受けたい場合は、オンライン診療や医療機関への相談が必要になることがあります。
👉 メンタルが不調で通院が難しいときのオンライン診療という選択肢
一方で、
まず話を聞いてほしい
気持ちを整理したい
対面では話しにくい
継続的なカウンセリングを受けたい
という場合には、オンラインカウンセリングが選択肢になることがあります。
また、医療機関で診察や薬の処方を受けながら、並行してカウンセリングを利用している人もいます。
オンラインカウンセリングには、利用しやすい面があります。
自宅から相談できるため、外出が難しい時期でも利用しやすいことがあります。
また、対面で話すことに抵抗がある場合でも、オンラインであれば少し心理的なハードルが下がることがあります。
近くに相談先が少ない地域でも、オンラインなら選択肢が広がります。
チャットやメール形式に対応しているサービスであれば、話すことが苦手な人でも、自分のペースで相談しやすいかもしれません。
ここは少し確認しておきたいポイントです。
「カウンセラー」という名称自体は、誰でも名乗ることができます。
日本で心理職の国家資格として定められているものに「公認心理師」があります。
また、長年使われてきた資格として「臨床心理士」があります。
サービスによっては、
公認心理師
臨床心理士
精神保健福祉士
産業カウンセラー
などの資格を持つ人が担当することもあります。
特に、心理療法を継続的に受けたい場合は、
どの資格を持っているか
どのような経験があるか
どの心理療法を専門としているか
を確認しておくと安心です。
利用前には、以下のような点を確認してみてください。
担当者の資格
実務経験
得意な相談分野
医療機関との連携の有無
緊急時の対応方針
守秘義務や個人情報の扱い
キャンセル規定
料金体系
オンラインカウンセリングは、自費サービスとして提供されていることがほとんどです。
料金や相談時間、契約方法はサービスごとに大きく異なります。
利用前には、
相談時間
料金
月額制か単発利用か
キャンセル料
返金規定
支払い方法
自動更新の有無
などを確認しておくと安心です。
特に月額制サービスの場合は、解約方法や更新日も確認しておくとよいでしょう。
広告やランキングだけで決めるのではなく、公式サイトの情報を確認してみることをおすすめします。
例えば、
運営会社や運営団体が明記されているか
問い合わせ先があるか
担当者の資格や経歴が確認できるか
利用規約やプライバシーポリシーがあるか
緊急時の対応範囲が示されているか
医療行為ではないことが説明されているか
などは確認しておきたいポイントです。
また、
「必ず治る」
「すぐに改善する」
といった効果を強く断定する表現が目立つサービスには注意したほうがよいと思います。
メンタルが弱っているときほど、強い言葉や都合の良い言葉に引っ張られやすくなることがあります。
焦って契約せず、料金や内容を確認したうえで判断することが大切です。
有料のオンラインカウンセリングだけが選択肢ではありません。
無料で相談できる公的な窓口もあります。
経済的な理由で利用が難しい場合や、どこに相談すればよいかわからない場合は、まず公的な相談先を確認してみるのもひとつの方法です。
詳しくは「生きづらさを抱えたときの相談窓口」のページで紹介しています。
オンラインカウンセリングは、誰かに相談するハードルを少し下げてくれる選択肢のひとつです。
話を聞いてもらうために利用する人もいれば、継続的な心理療法として利用する人もいます。
一方で、診断や薬の処方はできません。
症状が強い場合や診察が必要な場合は、医療機関やオンライン診療につながることも大切です。
TSUNAMENTALは医療機関ではありませんし、特定のサービスをおすすめする立場でもありません。
ただ、「こういう選択肢もある」という情報が、どこかの誰かの役に立てばいいなと思っています。
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