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参考情報

メンタルが不調で通院が難しいときのオンライン診療という選択肢

公開日:2026年4月24日
最終更新日:2026年6月15日

メンタルの不調や悩みで医療機関にかかりたい。
でも、外出が難しい、対面が苦手、通える範囲に合うクリニックがない。

私自身も、体調が悪くて病院に通うことがつらかった時期があります。
電車に乗って通うことが難しく、徒歩で行ける範囲の病院を探して、長らくそこに通っていました。
必ずしも自分に合っているとは言い切れない病院でしたが、当時の自分には、そこに通う以外の選択肢を見つけることができませんでした。

病院に行きたい。診察を受けたほうがいいことも分かっている。
それでも、どうしても病院までたどり着けないことがあります。

徒歩、自転車、電車、バス、車など、移動手段はいくつかあっても、それを使える精神状態や体調ではないことがあります。

家族や身近な人に「病院まで送ってほしい」と頼めない状況もあります。

「病院に行きたいのに、病院に行けない」

そういう苦しさを抱えている人にとって、オンライン診療は完璧な解決策ではないかもしれません。
それでも、医療につながるためのひとつの現実的な選択肢になることがあるのではないでしょうか。

また、現在の治療方針について別の医師の意見を聞きたいときにも、オンラインで相談できる医療機関が選択肢になる場合があります。
ただし、セカンドオピニオンとして利用できるかどうか、診療情報が必要か、保険診療か自費診療か、薬の処方まで可能かどうかは医療機関によって異なります。

オンライン診療の内容や制度は医療機関によって異なり、今後変更される可能性もあります。
利用する際は、必ず各医療機関の公式サイトや公的な情報で最新の情報を確認してください。

オンライン診療とは

オンライン診療は、スマートフォンやPCなどを使って、自宅などから医師の診察を受ける仕組みです。

  • 自宅から受診できる

  • 通院や待ち時間の負担を減らせる

  • 保険診療と自費診療の両方がある

  • 初診からオンライン診療が可能な場合もあるが、医師の判断により対面診療が必要になることもある

  • 薬の受け取り方法は、郵送や薬局受け取りなど医療機関ごとに異なる

精神科・心療内科でのオンライン診療

精神科や心療内科でも、オンライン診療に対応している医療機関があります。

  • 初診からオンライン診療に対応している医療機関もある

  • 再診からのみオンライン対応としている医療機関もある

  • 保険診療で受けられる場合と、自費診療となる場合がある

  • 処方の可否や対象となる薬は、診療内容や医師の判断、制度上のルールによって異なる

利用を検討する際は、各医療機関の公式サイトで対応範囲を確認するのが確実です。

オンライン診療での薬の処方について

オンライン診療でも、症状や薬の種類によっては処方箋が出る場合があります。
ただし、精神科・心療内科の薬については、制度上の制限があります。

初診オンライン診療の制限

初診のオンライン診療では、麻薬や向精神薬を処方することはできません。
また、基礎疾患などの情報が十分に把握できない場合、安全管理上注意が必要な薬や、8日分以上の薬を処方できないことがあります。

睡眠薬、抗不安薬、その他の精神科・心療内科で使われる薬の扱いは、薬の種類や診療内容、医師の判断、制度上のルールによって異なります。
処方を希望する薬がある場合は、予約前に医療機関へ確認しておくと安心です。

対面診療を経ていない場合の制限

2026年4月以降は、初診から再診までオンラインのみで受診している場合、再診であっても向精神薬は処方できないようです。

向精神薬の処方を継続して受けるためには、途中で対面診療を受ける必要があります。

オンライン診療のメリット

私の場合、通院そのものが大きな負担になっていた時期がありました。

診察時間は短くても、家を出る準備をして、外に出て、移動して、待合室で待って、診察を受けて、また帰ってくる。
元気なときには当たり前に見える流れでも、メンタルの調子が悪いときには、そのひとつひとつがとても重く感じることがあります。

病院に通うこと自体が苦痛を伴う一大イベントになってしまうことがあります。
通院するだけで体力を削られていくんです。

もちろん、オンライン診療は、そうした負担をすべてなくしてくれるものではありません。
それでも、移動や待ち時間の負担を減らせるだけで、受診のハードルが下がる人はいると思います。

また、対面での受診に強い抵抗がある場合や、近くに合う医療機関が少ない場合にも、オンラインで相談できる医療機関が選択肢のひとつになるでしょう。

オンライン診療の注意点

一方で、オンライン診療だけで何でも解決できるわけではありません。

画面越しの診察では、対面診療に比べて医師が確認できる情報が限られることがあります。
また、薬の処方や診療内容にも制度上の制限があります。

たとえば、以下のような点には注意が必要です。

  • 通信環境や機器が必要になる

  • 対面診療に比べて、医師が得られる情報が限られる場合がある

  • 保険診療か自費診療かで費用が変わる

  • 症状によっては対面診療が必要になる

  • 緊急性の高い状態には対応できないことがある

オンライン診療は、対面診療の完全な代わりというより、必要に応じて対面診療にもつながる前提で利用するものだと考えておくとよさそうです。

信頼できるクリニックの探し方

オンライン診療対応のクリニックは増えていますが、自分に合うところを見つけるには、信頼できる情報源から探すのがよさそうです。

厚生労働省「医療情報ネット」

全国の医療機関を検索できる、厚生労働省が運営する公式サイトです。

厚生労働省「オンライン診療について」

オンライン診療の制度や指針について、厚生労働省がまとめているページです。

かかりつけ医がいる場合

すでにかかっているクリニックがある場合は、まずそこでオンライン診療に対応していないか聞いてみるのが、一番スムーズかもしれません。

既存の診療情報を持っている医師のほうが、スムーズに診療を進められることが多いように思われます。

オンライン診療を使うときに確認したいこと

実際にオンライン診療を利用するときに、事前に確認しておくとよさそうなことをまとめておきます。

  • 保険診療か自費診療か

  • 初診からオンライン対応しているか、再診のみか

  • 診察料・処方料・送料などの費用

  • 使用する通話アプリやシステム

  • 診療後のフォロー体制(次回予約、緊急時の連絡先など)

  • 薬の受け取り方法(郵送、薬局受け取りなど)

各クリニックの公式サイトや、初回予約時の案内で確認できる内容です。

オンライン診療以外の選択肢もある

オンライン診療は便利な仕組みですが、すべての人・すべての状況に合うわけではありません。

他の選択肢として、以下のような場所に相談することもできます。

  • 精神保健福祉センター(各都道府県・政令指定都市に設置)

  • 保健所・保健センター

  • ひきこもり地域支援センター

  • かかりつけ医への相談

これらは無料で相談できる公的機関で、近隣の医療機関の紹介もしてもらえます。

詳しくは「生きづらさを抱えたときの相談窓口」ページでも紹介しています。

おわりに

オンライン診療は、通院のハードルを下げる選択肢のひとつです。外出が難しかったり、対面が苦手だったりする人にとって、医療と繋がる手段が増えることには意味があると思います。

一方で、オンライン診療で対応できる範囲には制限もあります。
自分の状況に合うかどうかは、医療機関の情報や制度を確認したうえで判断していただくのが確実です。

TSUNAMENTALは医療機関ではありませんし、特定のクリニックをおすすめする立場にもありません。
ただ、「こういう選択肢があるよ」という情報が、どこかの誰かの役に立てばいいなと思っています。

緊急に相談したいときは「緊急で相談できる場所」ページもあわせてご覧ください。

※この記事は調べたことをまとめたものであり、記事作成時点の情報に基づいています。
オンライン診療の制度や対応医療機関は今後変わる可能性がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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